王子様の恋愛事情


この学校には王子様がいる。
これは冗談じゃなく本当にいるの!

その王子様は顔はモデルや芸能人よりも格好良くて、運動も勉強も完璧そんな少女漫画にでてくるような人が存在するんだから、女の子たちが王子様をほっとくわけがなくファンクラブには学校の輪を超えて他校からの人も加入している。

「きゃー!!おはようございます白馬様っ!!」

窓の外を見ると王子が登校して来たようで、女の子の沢山の声が聞こえた。

「また王子様見てるなんて佳夜もしかして〜」
私の目線を遮るように前に立った女の子は親友の夢香だ。

「そんなわけないでしょ!私はっっ」
そのあとの言葉を続けようとした時

「おはよう鈴乃」
そんな透き通った声で挨拶してきた男の子は只今絶賛片思い中の鈴木くんで、、、

えっ待って危ない私今、好きなのは鈴木くんなんだから!って言うところだった!!

よ、よかったーこれからは熱くならずに気をつけなきゃ、、、!!

「お、おはよう鈴木くんっ」
顔が自然と暑くなるのがわかる

緊張で鈴木くんの顔が見えず下を見てなんとか挨拶をした

おはよーっと返事のだるげな夢香はニヤニヤした顔で鈴木くんを見ている
「鈴乃具合悪いの?」
心配したように鈴木くんが下を見ていた私の顔を覗きこむ

「!?!」
驚きと恥ずかしさで顔をばっと上げると夢香が笑いこらえるのが見えた

も、もうこっちは大変なのに〜!!

「顔を赤いよやっぱり体調が。。」
心配した様子で私を見つめる鈴木くんの視線に耐え切れず咄嗟に立ち上がってしまった。

「ほ、保健室に行ってくるね!!!!」
私はそう言って教室を出て行った

途中で鈴木くんが待って!って言っていた声が聞こえたが今はそれどころではないので心の中でごめんねっと謝った