氷とハチミツ

-コツン

何かが私の頭に当たった。

「・・・痛いんですけど」

ゆっくり顔を上げると、
そこには橋岡先生が立っていて、見ると
私の頭をペンで叩いたらしかった。

「1問も解いていないからだろ」

真面目な顔と声でそう言うと、
フッと先生は微笑した。