「別にいいじゃんなー?」 「うわぁ、クロちゃん髪すんごい黒いねー!」 「長いしな」 「てかクロちゃんてなに笑」 「え? 黒猫だからクロちゃん?」 「そこで疑問系出す?笑」 クロちゃん タマ 黒猫 本当に煩い連中だ。 ガタンッ 僕は勢い良く席を立つ。 「…すみません」 僕は小さく呟いて、旧校舎へと向かった。 あそこは怪談話があるらしく、人が寄ってこない。 だから僕の好きな場所の1つだ。