誰もいないのは当たり前。 僕独りでも生きていける。 死にはしない。 そう言い聞かせていたら、いつの間にかその言葉が定着していた。 だから僕は、周りに人が居なくても特に問題はない。 それどころか、干渉されないと言うのは僕にとって極めて喜ばしいことだった。 そして独りのまま、僕は高校生になった。 高校生になって、僕は知らされた。 『群れからはぐれた生物は生きていけない』 と。 僕は独り。 だから、誰もかばってくれる人なんていない。 恰好の、餌食だ。