LOVE School LifeⅢ



「秋人、顔が真っ赤」

「ひゃー。無理無理。見ないで」

「……」


バッと顔を隠す秋人。
反応が完璧乙女なんですけど。

何これ。しかも、なんか可愛い。
きっと私より可愛い。


イラっとする。


「秋人、なんなの」

「なんなのって何」

「なんか、イラっとする」

「えっ」


だから、私は秋人の両頬をつねると軽く引っ張った。
頭にクエスチョンマークを浮かべながら泣きそうな顔をする秋人。


それがおかしくて、笑えたからよしとしよう。


「愛ちゃん、たまにめっちゃ酷いよね」

「別に」

「酷いよ、だから……」


そう言いながら顔を近付けると、ちゅっと軽く私の唇に自分の唇を重ねた。


「これでおあいこ」

「~~~~!!!」


それに今度は私が赤面する番だ。油断も隙もあったもんじゃない。
ぶすって膨れていると、ふふって笑った秋人が私の髪の毛を優しく梳くと言った。


「はあ、愛ちゃんが可愛いから怒りも不安も全部吹っ飛んだ」

「……秋人は私のこともっと信用していいから」


私がそう告げると、秋人は「うん」と小さい声で言いながら頷く。


「もし秋人が心配なら連絡して。そうしたら私はこうして会いに来る。秋人が大丈夫っていうまで何度だって会いに来る。
私は彼女なんだから。だから、一人で抱えこまないでね」

「……愛ちゃん」


秋人は意表を突かれたような顔を見せた後、目を細め本当に優しく微笑んだ。本当に優しく。
頬を緩ませ、私の顔を大きな手で包み込む。その手はあったかい。