LOVE School LifeⅢ


「愛ちゃん、急に電話切るし、それから全て無視するし、どれだけ……」


秋人がぶつぶつ文句言ってる中、私は秋人の胸に飛び込んだ。
私が文句言ってやりたいぐらいだ。


少しは彼女を信じろって。



背中に腕を回して、ぎゅうっと抱き締める。



「えっ、あ、愛ちゃん?」



明らかに動揺してる秋人。
それがおかしくて、秋人の胸の中でクスクスと私は笑みを零す。


「いつもの仕返し」

「なっ」



胸に頬を擦りつけながら、私はぎゅうっとまた抱き締める腕に力を込めた。



「ちょ、ま、待って。愛ちゃん。俺、ドキドキし過ぎて死にそう」

「はあ?いつも秋人の方が急に抱き締めてくるじゃん」

「そうだけど、愛ちゃんからされるのは慣れてない」

「何それ」

「……な、慣れてない」


段々と声が尻すぼみに小さくなって行く。
不思議に思って顔を上げると、秋人の顔は真っ赤になっていてこっちが驚いた。