LOVE School LifeⅢ


「クラスが同じだった時は全く俺を意識してなかっただろうけど、今は違うだろ?
俺からの誘いを断っちゃうぐらい」

「……」

「ただの友達と思ってたら、遊べるもんな」


今でもシゲの事は友達だって思ってる。
だけど、シゲは異性であって、シゲと一緒にいたら秋人はいい顔はしない。



「ま。そうやって牽制したけどさ。俺はまた雪村と普通に話せる事が嬉しいんだよ。
だから、避けたりはしないでよ」


頭をぐしゃぐしゃにしながら、シゲは照れたように笑うとそうぼそっと言った。
私は乱された髪の毛を撫でると、口を尖らせる。


「あ、当たり前じゃん」


別に私はシゲと友達辞めたわけじゃないんだから。
だから、普通に話したりはするし。
そりゃ二人で出かけたりは出来ないかもしれないけど。



「そ。ならよかった。んじゃ行こうか。いつまでもここにいるわけにいかないし」

「うん」


私とシゲはその部屋を出ると、職場を後にした。


「んじゃ、また明日な」

「うん、また」


手を振ってシゲと別れた私はその背中を見つめる。
大丈夫かな、これから。