責任者が来たんだと思って、私は慌てて立ち上がる。
だけど、そこに立っていたのは。
「……え?」
「…………雪村?」
――――――――――――目を真ん丸にして驚いているシゲだった。
お互い驚きで、次の言葉が出て来ない。
口をパクパクとさせて、指でシゲの顔をさすけど。
やっぱり声が出ない。
「お待たせしましたー。私はここの責任者の、えっと?」
シゲの背後から姿を見せたのは、きっとここの店長だろう。
仁王立ちしてるシゲを不思議そうに見ている。
「君も、今日の面接に来てくれた子かな?」
「あ、はい、そうです」
「それじゃそっちに座ってくれるかな」
「はい」
そう言われて、シゲが私の隣に座った。
なんか、変な感覚だ。
シゲと一緒に面接を受けるなんて。



