「あはは。きっと、愛ちゃんがそんな意味で言ったんじゃないってわかってるよ。
けど、嬉しかった」

「……」


恥ずかしくて、マトモに秋人の顔が見られない。
結婚なんて考えてる年齢でもないし、意識すらしてない。

いつか出来ればいいなーぐらいの気持ちだし。


だから、そう言われて正直テンパってます。


「いつか、俺のお嫁さんになってね。愛ちゃん」

「……」

「何で頷かないの」

「いや、だって」

「素直にハイ。でいいでしょ。そこは」

「う…」

「はい。返事は?」



私は顔を熱くしながらも、小さく頷いた。
秋人の顔はみるみるうちに笑顔になって、私をぎゅうって痛いぐらいに抱き締めて来る。


それをどうにか外そうとするけど、それを秋人が許してくれない。