「バカだね、私。本当にどうしようもない偽善者だ。素直に二人の幸せを喜べない」
「そんなの、当たり前じゃん」
「うん、そうかもね」
「もしも、麗さんとあっきーがうまくいったならさ。
俺がラブを支えるから」
「……はは。瞬にも同じ様な事言われたな」
「は!?瞬たんに?」
結城は思いっ切りしかめっ面をしている。
「俺と付き合うかってね。断ったけど」
「ちょ、何それ。信じられないんだけど。瞬たんが?え。それ、まじで?」
更に眉間に皺を寄せると、結城が私に詰め寄って来た。近い。
最大限後ろに下がるけど、手を繋がれているから逃げる事が出来ない。
「何それ。ラブ、瞬たんにまで迫られてるの?」
「いや、あの」
どちらかといえば好きって言われただけで、私を好きだなんて一言も言ってないよ?あの人は。
実際断ったら、あっそって感じだったし。
迫られてるって言ったら誤解を呼ぶ気がする。



