呆れながら二人を見つめると、その奥にいたのは有紗や由紀や翔子だった。
三人とも、笑顔で私に手を振る。
「結城のターンも終わり!私は女の子と話すの!」
「え。ちょ、ら、ラブ~!?」
慌てた様子の結城を無視して、私は三人の元へと向かった。
「おはよ、愛」
「おはよ」
「愛ってまじで瞬まで味方につけるとか、何者よ」
「うん。本当だよね。由紀」
「私、瞬があんなに誰かの為に動くの初めて見たかもー」
「……えっと」
瞬って一体どう思われてるの。
裏ボスみたいな感じか。納得だ。
まじで何考えてるかわかんないし。
「そういえば、秋人来てないね」
ぽろっと言った有紗の言葉で、私は固まった。
別に自然な事じゃないか。
今まで散々一緒に登校して来たんだから。



