噂の君は猫かぶりでした。

ガラガラ…




な、なに?

私は空き教室みたいなところに連れられた。




手首、離してくれないかな。



私の手首はぎゅっと握られたまんまだった。




なんなの?この沈黙。

そう思って、苛立っていた私は言った。



「用がないなら、帰りますね」



「用がないなら此処連れてこないし」


「やっぱ、二重人格でしたか。なんか嘘っぽい笑顔だと思ったんですよね」


「お前なら、いっかと思って笑」


「なに、その意味深な発言。」



「これ、なんだと思う?」



⁈わ、わたしの生徒手帳⁈




「ど、どうしてあんたが」

「めっちゃ動揺してる笑」


話を聞くと、学校でいかがわしい行為をしてたのはこいつらしく私が落としていったらしい。


てか、どっかで聞いた声だと思ったらやっぱこいつか。



「覗き見なんて悪趣味だよなぁ〜」



くっ、絶対こいつ面白がってる。




反撃だぁー