噂の君は猫かぶりでした。

「はーい、席ついてー」




私達の担任はどうやら女の教師らしい




優しそうだな




「私はみんなが充実した楽ーーー、
松下はまだか」




松下？




って代表挨拶の時のーー




そう思っているとドアが開いた




ガラララッ

「先生遅れましたー」

「早く席つけー」

すると女子たち（私と理央以外）が
悲鳴に近い声を上げた




「キャー、翔様よ」

「めっちゃスタイルいいー」

「一緒のクラスになれたことが奇跡」

などすごいことを言っている




「やぁ、C組のみんな！これから仲良く
しようね」




やっぱ、どうもあの笑顔嘘っぽいんだよねー




すると、彼と視線があった

バチッ

ドキッな、なんだ⁈




すると彼はにっこりとこちらを向いて笑った




普通の人はわからないだろう

私にはわかる





目が笑っていない！




そんなことをずっとビクビクしながらLHRしていた




「起立、礼！」

横田先生という方が挨拶をした

みんな一斉に散らばる




私は理央のところにーーー