お昼、私とふうとほのとありさで窓側の席でお弁当を食べながら

プリンスの話をした。

「ほっんとあの人何考えてるか分からん〜」

「これのどこが仲悪く見えるんよな~」

「あいつおかしいんちゃう〜」

笑いながらそんなことを話してた。

何が面白いの

何がそんなに気に入らないの。

「こんなグダグダで別れたとかなんか嫌やなぁ」

〝いきなりネガティブになりだした。〟

「あ、そう言えば朝しょうごって人が

なかなか別れてくれやんってゆってたよ」

…………

「はーーーーー?????!!!!!」

ビクッ

ふうが

いきなり大きな声出してきたから

かなりビックリした。

「お前のせいでこっちどれだけ

苦しんでると思うんなよ

お前が悪いんやろがよ」

〝は、何ゆってるのそんなこと

おっきな声でゆう?

プリンスに聞かれてるじゃん

何この子こわい〟

「そーじゃよ!!!!お前が悪いんじゃよ!!!!!」

ドア側の席で食べていた

クラスの目立ちたがりな男子が

私に向かってゆってきた。

もう、怒りがこみあげてきた。

思わずお弁当を落として

廊下に駆け出していった。

そのまま、学校をさまよった。