みんなが固唾をのんで真剣な顔をしていた。 「夏喜の力なんだが、実は俺ん家に来る途中何か違和感あったのは分かる?」 直也はそう夏喜に問いかけた。 んー、… あっ!そう言えばなんか景色がグニャグニャして気持ち悪かったような… そのことを言ってるのかな? 「うーん、もしかして景色がなんか妙に歪んでた感覚があったけど、わたしのめまいかなと思ってあまり気にしてなかったかなぁ?でもさすがにその後、いきなり直也ん家に着いたのはびっくりだったけどさっ」