虹色→ジゲン(弐)


みんなが固唾をのんで真剣な顔をしていた。




「夏喜の力なんだが、実は俺ん家に来る途中何か違和感あったのは分かる?」



直也はそう夏喜に問いかけた。





んー、…

あっ!そう言えばなんか景色がグニャグニャして気持ち悪かったような…





そのことを言ってるのかな?




「うーん、もしかして景色がなんか妙に歪んでた感覚があったけど、わたしのめまいかなと思ってあまり気にしてなかったかなぁ?でもさすがにその後、いきなり直也ん家に着いたのはびっくりだったけどさっ」