…………
シーン……
辺り全て、いや、星全体が静まり返ったこの感覚。
夏喜にも似た感覚を経験した覚えがあった。
まるで自分だけがこの世に存在したような……
そんな感覚だ。
さきほどまで草花や動物の息吹きがまるでない。
そして…………
………ブ、………イブ……
イブよ
夏喜は瞬時に理解した。
大木がイブに語りかけてることが。
そして大木がイブに語りはじめた。
(イブよ、今までワタシの存在に気づき、木々や草花、動物たちを愛し、慈しみ、いたわってくれて心から感謝する。
だが、どうしてもそんなお前だからこそ伝えないといけないことがあるのだ。
どうか、落ち着いて聞いてほしい。
ワタシはもう長くない。
その前にお前に渡しておくものとお前自身の力を伝えておく。
まずワタシからはお前に全ての力を渡す。
だが、その力はイブ自身も気づかずにいる力が宿っているものを子孫に受け継がれ、そのたびに力が増すといったものをワタシから授ける。
アダムはどこかで生きているが見つけることはできない。
イブよ、お前もそう長くは生きられぬ。
だが、時期、子が生まれ成すべきことがお前の転生者に伝わるだろう。
ワタシも現代では一度消滅するが時期がくればまた甦りその時は、お前の転生者へ伝えねばならぬ。
そのときまでは……………)
……………
シーン……
そこで途切れた。

