「ここからが本題なんだが、俺は入学前に夏喜に関する予知と謎の人物からの念話で夏喜に伝言と受け取らなければならないものがある。それを夏喜に話そうと思い呼んだ」



そして、一息つき直也は話始めた。




「夏喜、驚かず聞いてくれ。お前は昔によく聞く神話で出てくるイブの生まれ変わりだ。それは昨日で分かったよな?俺の予知が正しければ昨日イブの存在を知ったはずだ。そして俺はアダムの生まれ変わりだ」



直也は真剣な顔をして夏喜に話した。



皆はもう話しについてけないといった表情だった。


そんな皆のこともおかまいなしに直也はまた話しを淡々としていく。



夏喜に関しては直也の話しを受けとめ理解しようとしていた。



「俺ん家の庭に一つだけ大きな大木があっただろ?それを見て何か感じたはずだ。まずは夏喜の前世である記憶を呼び覚ますには、あの大木に集中し、手を触れてみろ。記憶が呼び覚ますはずだ。あと謎の人物からのメッセージが聞ける」



直也は夏喜にそう告げ、庭へと赴くよう言った。


そして夏喜は庭へ行き、大木に集中し手を触れる。