直也は覚悟を決め、口を開いた。





「俺の能力は昨日見せたし分かってるよな?それに夏喜には俺の能力が分かるとも俺は確信していた」



えっ!?そうなの!?なんでだろう?

夏喜は少し驚いた。






直也は話しを続けた。






「要するに俺は夏喜にわざと能力を当てるようしむけたとも捉えてもいい。だが俺にはもう一つ能力がある。いわゆる二重能力者だ」






えっ!?直也が!?確か南先生も二重能力だったよね?


でも二重能力者ってほんとに稀に持った珍しく貴重な能力者だって聞いたけど、直也もそうなんだ。






あー、なるほど!二重人格で二重能力者!

我ながらうまいですなっ♪


そんなアホなことを考えてた夏喜だった。




しかし次の直也の言葉に驚くことになる。





「俺のもう一つの能力は夏喜と一緒で自然界能力じゃない。予知能力だ」