あれは...



この高校の入学式から始まった



あの時の私は心に蓋をしていた



当然話しかけることも


話しかけられることもなかった...



1人で居ることが好きな私には



苦でもなかった



「あの...



私、小泉 菜々子ですけれど...


あなたの名前を伺ってもいいですか...?」