天然×鈍感

「…お前、何年生?」

突然質問された。

「…それ聞いてどうす…」

ゴキッ

「ギャアアアアアアアアアア」

あたしが首を押さえて地面に座り込み悶絶する。

質問されたので、答えようとあたしは男子生徒の顔を見ようとした。

だけど、男子生徒は思った以上に背が高かった。

頭と首の角度が90度直角になり、鈍い音が響いた。

「おっ、おい、大丈夫か?」

流石にあたしの首から発した鈍い音に心配して、しゃがみこむ。