やまない雨 続く雨
私は立ち尽くして空を見上げる
顔に打ち付ける雨は冷たくて 痛くて
でも 今の私にはちょうどよかった。

涙を隠してくれるから

別に暗くなることなんかじゃない
傷つくことなんかじゃない

自分に言い聞かせるけど

雨に紛れて生暖かい感触

冷たい雨と生暖かい感触は
同じようで全く違った

雨なら隠してくれると思ったのに
雨ならわからなくなると思ったのに

雨は周りから隠してくれても
自分には隠してくれない

むしろ違いを見せつけ 現実を見せる

何て冷たい でも雨がなかったら
周りは気づいてしまった

雨は優しい 隠してくれる
雨は冷たい 隠してくれない

そんな私が誰よりも 愚かで
そんな私は 傷ついてるのを認めたくない

雨はやまない
私の雨もやまない