天然ウサギと恋するオオカミ








「……好き…」


「…………」




チガウ!!!!


バカバカ私のバカ!




「…ご、ごめんなさ、」



最後の言葉は、オオカミくんによって遮られた。



オオカミくんが、力強く私を抱きしめたせいで。




「……へ?」


「………バカはお前だよ」



オオカミくんは、弱々しく呟く。