そんな俺の目の前に、えらく顔立ちの整った女が現れた。 名前はウサギ桃?だったっけか。 変な名字だとは思ったけど、 そんな名字にピッタリのやつだった。 小柄で華奢で、人形のような大きい目に 小さい顔。 二つに縛っている髪の毛は、 茶色でふわふわしてて。 ウサギみてえ。 一目見たときにそう思った。 ウサギいわく、俺は「ろう」っていう名字をオオカミって言われてるみたいで。 ウサギに言われて大嫌いだった名字は その日に大好きになったんだ。