天然ウサギと恋するオオカミ








「本当か?何かあったらすぐ言えよ?」


「う、うん…」




私はオオカミくんからすぐに離れて花壇の作業に進んだ。



どうしよう…。


オオカミくんの顔見れないよ……。



心臓も早くて苦しいし…
どうしちゃったんだろう……。




「あ、種足りない」




横に置いておいた種の袋に手をかけたとき

オオカミくんの手が私の手に重なった。




「っ!」



勢いよく離してしまう。