天然ウサギと恋するオオカミ








友達友達友達友達……。



自分に暗示をかけてたその時だった。




「ウサギっ!」


「へ……キャッ!」




オオカミくんに腕を引かれ、
トンッと頭がぶつかったのは、
オオカミくんの胸だった。



瞬間、猛スピードで車が隣を通り抜けた。




「…ちっ、狭い道なんだからとばすんじゃねえよ…」


「………っ」


「…あ、わりぃウサギ」


「だ、大丈夫…ありがとう」




ど、ドキドキした…!!


守ってくれたのは分かってる…。



だけど……