天然ウサギと恋するオオカミ








「姉ちゃんの彼氏なら、また陸也さんに
会えますよねっ!」


「ああ、そうだな」




フッと笑ったオオカミくんに、
霧斗も嬉しそうに笑う。




「あっ、もうこんな時間!
遅刻するっ!じゃあ行くね!」


「行ってら~。陸也さん、また!!」


「またな、弟」




……ふぅ、まあ、一件落着、かな。


霧斗とオオカミくんも仲良く(?)なれたし



よかったよかった。




「なあ、ウサギ」


「はい?」