『五人して中学生いじめてたんだよ。 タチわりぃよな。ああいうの嫌いだ』 「…………お前か!」 「俺ですっ!!!」 霧斗、嬉しそう。 よっぽど会いたかったのかな。 「霧斗、今日までどこ行ってたの?」 「あー友達の家に泊まってた。 手当もしてもらったし」 「また……たまには連絡して」 「あーもう引っ越すらしいんだよね だから引っ越すまで泊まってただけ」 「じゃあもうしばらく無断外泊なし?」 「うん。大人しくしてようかな。それに…」 霧斗はゆっくりオオカミくんを見る。