天然ウサギと恋するオオカミ








『 メグね、昨日忘れ物して教室に戻ってきたときに、窓から見えたんだけど、下で大人数でケンカしてた。』



『 一人の男子が、中学生ぐらいの男の子守ってたな~』




メグの情報通な言葉。




繋がった。




「オオカミくん!!」


「……ん?どした」


「私たちが初めて話した場所……
私が、オオカミくんのこと突き落としちゃった時!」




私がそこまで言うと、オオカミくんは思いついたような表情を浮かべた。




多分、同じことを思ってる。