天然ウサギと恋するオオカミ








「お姉ちゃんのとこ行ってきなよ?
一応心配してたみたいだから」


「うん……でさ、彼氏?」




はい!?


彼氏!?

オオカミくんのこと!?




「いや、違……」


「そうなる予定だ」




オオカミくん!?



フッと鼻で笑うオオカミくんはどこか誇らしげ。




「へぇ~……って、は!?陸也さん!?」




霧斗が私から離れ、オオカミくんに近づいた。



二人、知り合いなのかな?