私の頭に大きな手を置いたオオカミくん。 またそうやって恥ずかしい言葉をサラッと…。 朝から。 その時だった。 「たーだいまー」 私の肩にのしっと乗った顔。 「…霧斗!」 「疲れたぁ」 「どこ行ってたの!?」 「友達のとこ。心配した?」 「いや?いつものことじゃん」 「ひでー」 よかった、これで警察のところ行かずにすんだ。