天然ウサギと恋するオオカミ








ぐいっとオオカミくんに引っ張られ、隠れたのは茂みの陰。



オオカミくんの腕の中で、息を潜める私。




み、密着しすぎ~~っ!!



って、今こんなこと考えるなんてダメなんだけど……




私の肩と腰にオオカミくんの腕が回っていて、同じくオオカミくんの足の間に私。




「……っ」




恥ずかしいよ~っ!!!!




「しー……」




オオカミくんの柔らかい髪の毛が、耳に触れる。




「んー?気のせいかー?」




せ、先生がすぐ近くにいる……。



バレるんじゃないかと、ドキドキしてしまう。