天然ウサギと恋するオオカミ








「おお、キレイだな。撮り方もうまいじゃん」


「本当っ!?五枚ぐらい撮ったんだよ!!」


「花バカだな」




花バカ!?


ほめ言葉として受け取っておきます!!!




「それでね、今日の朝も撮ったの!ほらっ!!」




パッとオオカミくんを見ると、オオカミくんはケータイじゃなくて私を見ていた。



至近距離で目と目があってしまう。




「…あ、ごめんなさいっ!!」




しかも私、いつの間にかタメ口だったし。




「なんで謝んだよ」


「え……あの……」