天然ウサギと恋するオオカミ









他校の人たちにやってもらったら……」


「ウサギ、お前、俺とアイツらが顔あわ
せたらまたケンカだぞ?
花もっとグチャグチャになるぞ」


「そ、それはイヤですっ!!」


「だろ?」




オオカミくんはフッと笑った。




「とにかく、好きな女の大事なモンこわしちまったんだ。
それをやったのがたとえ俺じゃなくても。
俺が直す。ウサギは気にすんな」




その言葉に、心臓の心拍数がグンと上がった。




……な、なんだコレ!?


風邪かなぁ……。



胸元をさすっても異常はなし。



なんなんだろう、今の………。