「7時か…」




学校についたとき、時計の針は7時ちょうどを指していた。


校門開くの7時30分だし、ギリギリまで手入れしよう!



学校の裏門からはいる私。



本当は立ち入り禁止だけど…先生に見つかりませんようにっ!!



そーーっと足をしのばせでこっそり入ると、なにやら階段の近くで



ザッザッ、という土の音が聞こえた。




……誰かいる。


まさか、先生!?



物陰からこっそりのぞくと、そこにいたのは───




「お…オオカミくん!?」




花壇の土を掘ってたオオカミくんだった。