「あ~…マジ可愛い」


「……っ、え、う、」


「またな、ウサギ」



私の頭をポンと優しく叩き、立ち上がってどこかへ行ってしまった。




……っ、こ、 



恐かったぁぁあ~~~っ!!!



でも……それ以上に……

かっこよかったな……。



なんかいい匂いもしたし……。



でも、私はここで重大なことに気づいた。




「…花、どーすんですか?!」




もちろん、オオカミくんに聞こえるわけもなく。




自分の顔が赤くなってるのは気づいていないのに。