言われるがまま、 オオカミくんの元へ行くと、 ふわっと私の髪を包んだオオカミくんの手。 「……絡まってる。」 「あ、ありがとう…っ!」 「今日結んでないんだな。可愛い」 ふにゃっと柔らかく笑うオオカミくん。 ……今日だけ髪おろそうって思ったけど… 明日もおろしていこうかなぁ…。 「ねーちゃんっ!!」 ガチャっと勢いよく出てきたのは霧斗。