天然ウサギと恋するオオカミ







靴もしっかり履けてないけど、
玄関のドアを開けた。



オオカミくん…っ!



ドアを開けた先には




「…おはよ、ウサギ」




ふわりと優しい笑みを浮かべてるオオカミくんが立っていた。



キュウウって、胸が鳴った。



「走ってきただろ?髪ボサボサ。
靴もしっかり履けてねえじゃん」


「あ…あははっ」


「ほら、こっち来てみ」


「………?」