天然ウサギと恋するオオカミ







霧斗のテンションも上がったことだし、
私も準備しなきゃ。



いつもの鏡の前に立つ。


いつもは耳あたりでサイドで結ぶけど……




「………今日だけ」




おろしていってみようかな……。



オオカミくんと両思いになって迎えた、初めての朝。



今日は、私にとってすごく特別な日だから。



ゴムをテーブルに置いて、
くしで髪をとかす。