大好きな君へ。



……………………。


歩いてると、君の家が見えてきた。
僕と君の家って、案外近いんだよね。
「じゃあ。」


「え、あ!え?」

あれ?ほんとにここで帰していいのか?
「……うん、ばいばい。」



あれ?今日の目的は?
あれ?どうして君は、まだ泣きそうなの?



「……っちょっと待って」


「……あの、さ。私が告白されて
少しでもやだって思ってくれた?」


「は?」

そんなの、少しじゃないよ。

「ごめんっ、変なこと聞いた。
忘れて」

そう言って君は、泣きそうに微笑んだ。

なんで、俺は何も言えないんだ?

今日こそいうんだろ?