「ハァハァ間に合ったー!」
ギリギリだと思ってたら、あと5分ぐらいあったみたい!
もっとゆっくりこればよかったー
体力ないから、少しの距離でも息があがる。
疲れたよー
「少しはダイエットになったんじゃない?」
隣の春光が余計なことを言ってくる。
「・・・」
私は春光を冷めた目でみた。
「なんでそんな冷めた目でみるわけー」
「なんて言ってるかわからん!もっと滑舌よく話して」
「華琉って毒舌だな!」
「春光がMなだけ」
春光は最近話すようになった!
1、2年の頃は苦手だったけど、今はもう慣れた!
あたしはもともと男子って苦手。
クラスの男子はずっと一緒だったから話せるけど、二人きりとかは無理。
竜希だけは特別。
竜希は、あたしの大切で特別な人。
でも、好きってわけじゃないと思う。
そりゃあ他の女子と話してるのはムカつくけど、それは大切な竜希をとられるかも!っていう危機感。
あたしだけの竜希じゃなくなるのが嫌だから。
泣きそうな時とか悔しいとかとかずっとそばにいてくれた。
竜希が泣きそうなときはあたしだって竜希のそばにいた。
家族には言えないことも、竜希にだけは言えたし、泣き顔だってみせれた。
そんな竜希が大切で特別なんだ。
