ある場所についてハヤキは立ち止まった。
それは学校の裏側にあるひまわり畑…ここは志帆の大好きな場所。確か6組の教室から見えるって誰かがいっていたような…咲いていたひまわりのほとんどはもう下を向いてしまっていた。
ぽけーっとしていた志帆をハヤキは大きな体に抱き寄せる。戸惑ってる志帆にハヤキは口を開く
「志帆は気付いてねぇーと思うけど…夏休みが始まったあの日、俺補習で学校来てて、だるいなって思って外見てたらひまわり畑で遊んでるお前見てさ。ニコニコ幸せそうにひまわり見てるお前見てていつしか補習来てそれ見るのが俺の日課になってて…それでお前狙ってる男にいつの間にかキレたりしてて、昨日とかもいきなり女の声が聞こえてそれがお前だって気がついていつの間にかお前守るの必死になってて…お礼言って笑ったお前見て自分の気持ちに気がついた。俺はお前のことが好きだって…無理矢理お前を奪うのは簡単だったけどそれじゃあ意味がなかった。初めてなんだ心まで欲しいって思った女…今お前は俺のこと何とも思ってなくてもいつか必ずお前を振り向かせるから…好きなんだ…お前が思っている以上に俺………」
志帆はどうしたらいいかわかんなかった…でもいつもみたいな、断れないから付き合うなんてことできなかったから…私はハヤキに惹かれていたから。