「うわっなんか変なのいる!」
「こっちにもいるよーっ」
「お魚いっぱいだぁ〜」
透明で透き通った綺麗な川には、たくさんの小魚が泳いでいた。興奮したあたしは、1匹の小魚を追いかけていた。
「あ、ダメ!月ちゃん!
そっちの方には行ったらだめよ!」
「花凛ママ、どうして?」
「向こうの方は流れが速いからね。月ちゃんは小さいから、水に流されちゃうのよ。危ないから気をつけてね?」
「はぁーい!」
言ってる意味がよく分からなかったけど、花凛ママが怖いお顔をして言っていたから、そこには近づかないでおこうと思った。
それから、花凛とあたしは水遊びをしていて、千歳と海は魚を捕まえようと必死になっていた。

