女子が群がってる。と思いきや…

その真ん中に、1人だけ男が見える

 ……長嶋 優斗君だ。

うわぁ、私、ここ通らないと教室行けないンだけど…

そーっと、横を通り過ぎる…

ことを何度もシュミレーションした。

うん!大丈夫!行ける。

…3

2、

1……

0ゼロ。

その瞬間 私はダッシュする。

通り過ぎる。

通り過ぎる。

通り過ぎる…


???

…なんか、視線が感じるんだけど……

ゆっくりとその視線の先を見た。

「……!!」