「私なんて胸しか取り柄がないから…。」
「そんな事ないよ。」
「私はあの部屋で、服を脱ぐ事で、全てを見せる事で晴之に復讐出来そうな気がした。」
「あんな所で服を脱いでも何も残らないよ。」
「分かったような言い方しないで!」
涙を流しながら思わず誠に叫んだ。
「あんただって高校の時告白して来たのも私が好きなんじゃなくて私の胸が好きだったんでしょ!」
「違うよ。」
「私にはコンプレックスなのに、みんなで馬鹿にして!みんなで…。」
ここまで話すと急に左頬に痛みが走った。
左手で左頬を触りながら誠を見ると、涙を流しながら唇を震わせている。

