「そうゆう意味ではお前は何の取り柄もない事もないな。胸が大きい取り柄だけ、あったわ。」
私がずっとコンプレックスだと思っている大きな胸。
(それだけが目的で晴之は私の傍にいたってこと?)
涙が頬を伝う。
晴之はがっくりうなだれる私を残して去って行こうとする。
「待って!」
私は晴之に全てを捧げた。
気持ちも体も…。
どれだけ辛く冷たい言われ方をしても、私は晴之を嫌いになんてなれなかった。
まだこの時点では心の中で晴之の言動が嘘だと思っていたのかもしれない。
私が呼び止めると、晴之は一旦立ち止まってくるりと振り返った。
しかし、その顔はもう私の知っている晴之ではなかった。
そして…、晴之の一言で私の全てが壊れた。

