「わ、わかった……でも、笑わないでね?」 これでも、一生懸命悩んで書いたんだから。 「笑うわけないだろ。花梨ちゃんが書いた、俺へのラブレターなんだから」 そうやって恥ずかしいセリフをサラッと言うところは、全然変わってない。 キヨ君はいつも、そうやってわたしを惑わすんだ。 おずおずと涙色のラブレターを差し出すわたしに、キヨ君はニヤッと妖しい笑顔を向ける。 恥ずかしいけど、渡すつもりで書いたんだし開き直るしかない。