俺の方が、好きだけど。



「ラブレター読んでいい?」



ソファーに並んで座るわたし達。


キヨ君が涙色のラブレターに視線をやったかと思えば、急にそんなことを言い出した。



「ダ、ダメ……っ!!」



「なんで? 俺宛てなんだから、別にいいじゃん」



「ダメだよ……! だって、恥ずかしすぎるもんっ」



口で伝えたんだし、もうそれで良くない?


キヨ君の気持ちも聞けたことだし。



今さら恥ずかしくなって、わたしはラブレターをギュッと胸元に当てた。



「いいじゃん。読ませてよ」



「絶対ダメッ!」



「お願い……!」



うっ。


そんな、捨てられたような犬の目をしないでよ。


そんな目で見られると、許してしまいそうになる。