俺の方が、好きだけど。



巾着を受け取り中身を確認する。


よかった。


ラブレターは無傷だ。


しわくちゃになっていないし、折れ曲がってもいない。



「花梨ちゃん、こっち来て」



ホッとしたのもつかの間。


キヨ君に腕を引かれてソファーに座らされる。


高野くんと寧々と杏子は、もうすでに帰ってしまった。


二人きりだと思うと、途端に緊張してドキドキし始めた。


だ、だって。


なんだか、距離が近いんだもん。



「なぁ」



耳元で囁かれる言葉は、甘く熱がこもっているように感じて。


心臓がはちきれそう。



「大事な話ってなに?」



熱のこもったまっすぐな瞳で、キヨ君は射抜くようにわたしを見る。



「う、うん……あのね」