俺の方が、好きだけど。



人は誰だって失敗する。


そうやって反省して学んで……成長して行くんだと思うから。


今回の件が寧々にとって成長するきっかけになってくれたなら、もう同じ失敗は繰り返さないはず。



「花梨ちゃん、優しすぎ」



「そうだよ! もうちょっとキツく言ってやってもいいじゃん」



キヨ君と杏子が口を揃えて不満を言う。


高野くんだけは、ポロポロ泣く寧々を心配そうに見守っていた。



「わたし、優しくなんかないよ。今回の件はこれでいいの」



「花梨は良くても、あたしは良くないって!」



「そーだそーだ!」



「いいの! はい、この話はもう終わりね」



ブツブツ文句を言う二人に向かって、強引に話を終わらせた。