俺の方が、好きだけど。



寧々はポロポロと涙をこぼしながら必死に続ける。



「海斗がキヨ君に連絡して、一緒に探そうってことになったの。その途中で佐藤さんにも会って……協力してもらったんだ」



佐藤さんっていうのは杏子のこと。


ここまで聞いて、だいたいの話の流れは掴めた。


そうだったんだ。


ヨリ君……自分は関わりたくないって感じだったもんね。


でも、自分は関わっていない風を装って寧々に電話をするなんて。



「あたしがコウ君に思わせ振りな態度を取ったせいで、花梨まで巻き込んじゃって本当にごめん……っ」



寧々は浴衣の袖で涙を拭いながら、大げさにわたしに頭を下げた。



「ストーカーされたのも自業自得だよね。あたし……本当にバカだった」



「もう、いいから……顔上げてよ」